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竹細工職人との作品

宮崎県日之影町の竹細工職人、小川鉄平さんと出会ったのは約5年前。

 

「竹籠バッグの肩掛けベルトを革で作って欲しい」という依頼は、イベント出展先の阿蘇アート&クラフトフェアの会場だった。

 

それから5年の間、年間に数本のベルトの発注が来ていたが、5年間お会いしたこともなければ作品を見たこともなかった。

 

そして先日、やっとご自宅工房にお邪魔することができ、少しの時間だったがお話をして作品も見せていただいた。

本来の竹籠の使い方は生活に密着した道具であるが、このバッグはファッション的な要素も兼ね備えたもので、1番人気の革ベルトは片面はレンガ色、反対面はナチュラルのリバーシブルとなっている。

 

小川鉄平さんが作る竹かごバッグはどこのショッピングサイトにも売られてない。完全オーダーメイドで、モノによっては数年待ちになる。

 

ご本人曰く、「都会の知らない人からの注文を受けるときもあるが、基本は生活のための道具として地元や近隣の人からの注文が多い。顔の見える関係での取引をなるべくしたい。」とのこと。

竹籠を編んだら表面のザラザラした部分を削り落とし、艶のある作品になる。経年使用で赤茶色に変色していき味が出る。

 

こちらが普段小川さんが使用されているトートバッグ。随分エイジングが進んでいた。

 

竹も革も植物と動物ではあるが生き物だし、竹も革もエイジングという点でよく似た性質を持っているので相性がいいのではないかと言われていた。

 

 

工房に置かれていた作品を撮影させてもらった。

いろいろお話を聞いて帰ったものの、文章力のない素人にはうまく書けないが、小川鉄平さんに関する記事を見つけてとても詳しく書かれていたので、ご興味がある方はぜひこちらを見ていただきたい。

雛形