1970年代頃、レザークラフトが流行した時期があるそうです。
私の親世代、団塊の世代の手芸として大流行。この時代を第1次レザークラフトブームというらしいですが、その頃道具を買い揃えた人たちは既に70歳代ぐらい。
以前江汐Parkクラフトマーケット開催の時にもご来場者の女性からそんな話をお聞きしましたが、この度の木洩木春の手作り作品展でもご来場者の女性からそのようなお話をお聞きしました。
彼女は当時東京に住んでいらっしゃり、革の世界では最も盛んな地域、浅草界隈の材料屋さんでいろんな物を購入されたそうです。現在は市内在住ですが、かつて購入した半裁の革(牛の体半分)を丸々使わないまま保管しているから見に来てくださいと。
そしてご自宅へお邪魔し、当時の作品を見せていただきました。保存状態もよく、とても上手にカーヴィングをされていました。これらの作品はとてもいい思い出だそうです。
最近は畳の縁を素材にした季節に応じた作品を制作されているそうです。
他にも素敵な作品をいろいろと見せていただきました。
そしていただいて帰った半裁のタンロー(ヌメ革)その他を丁寧に開いてみました。
ややカビの斑点が出ているところもありましたが、中央付近は大丈夫なようでした。
もうレザークラフトはやらないそうですが、ずっと簡単には捨てられなかった理由が分かるような気がします。それを偶然会った私に譲ってくださり、少しでも役立ててもらったら嬉しいと言ってくださりました。
有効に利用させていただきます。
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